NPO法人監獄人権センター

DATA刑務所関連データ

その1:どんな犯罪が多いのですか?

2019年に刑務所に入った人(入所受刑者)の罪名別の構成は、全体で1万7,464人のうち男性(15,746人)は窃盗が33.4%、覚せい剤取締法が24.2%で、この二つで半分以上です。
次いで、詐欺10.4%(無銭飲食も含まれます)、道路交通法5.1%、傷害4.3%、強盗2.3%です。
女性(1,718人)は窃盗が47.4%、覚せい剤取締法が33.0%で、この二つで80%以上です。
次いで、詐欺6.8%(無銭飲食も含まれます)、道路交通法2.3%、殺人1.7%、横領・背任1.3%となっています。(令和2年版犯罪白書より)

その2:受刑者は何人いるのですか?

4万1,867人です。(2019年末時点)

なお、2019年末時点で刑務所・拘置所に収容されている4万8,429人のうち、受刑者が4万1,867人、未決拘禁者(被疑者、被告人)は5,883人、死刑確定者を含む「その他」は679人でした。(令和2年版犯罪白書より)

その3:刑務所や拘置所は日本に何箇所あるのですか?

刑務所は61か所(社会復帰促進センター4か所を含む)、少年刑務所6か所、拘置所8か所があります。このほか支所が107か所(刑務支所8、拘置支所99)があります。(令和2年版犯罪白書より)

その4:毎年何人くらいが刑務所に入所、出所するのですか?

2019年に刑務所に入った人(新入受刑者)は1万7,464人(男性:15,746人、女性:1,718人)で、戦後最少を更新しました。(令和2年版犯罪白書より)

その5:凶悪犯罪が減っているって本当ですか?

2019年に犯罪で死亡した人の数は700人で、2001年の1,441人をピークに、以降は減少傾向が続いています。一方、2019年の殺人の認知件数は950件で、2001年の1,340件と比較すると、件数は減っています。
ただし、犯罪による死亡者数には殺人以外によるものも含まれます。また、殺人の認知件数は未遂も含まれるので、2つの数字同士の比較にはあまり意味はありません。

その6:5年以上の懲役刑を受ける人はどのくらいいるのですか?

2019年に刑務所に入った人(入所受刑者)のうち、懲役5年以上(無期刑を含む)の人は、全体の5.8%です。懲役5年以下を見ると、1年以下(21.3%)、2年以下(35.4%)、3年以下(23.7%)、5年以下(13.7%)となっています。(令和2年版犯罪白書より)

その7:無期刑受刑者が10年経てば出所できるって本当ですか?

法律では無期刑(無期懲役・禁錮)受刑者は10年間服役した後、仮釈放することができるとされています。(刑法第二十八条 懲役又は禁錮に処せられた者に改悛の状があるときは、有期刑についてはその刑期の三分の一を、無期刑については十年を経過した後、行政官庁の処分によって仮に釈放することができる。)
しかし、2010年から2018年までは毎年の新仮釈放者数は10人以下、2019年は16人(平均受刑期間36年、最長61年)でした。
2019年に死亡した無期刑受刑者は21人で、無期刑は事実上の終身刑となっていると言わざるを得ない状況です。(法務省「無期刑の執行状況及び無期刑受刑者に係る仮釈放の運用状況について-令和2年11月」より)

詳しくはこちら

その8:受刑者の男女比はどのくらいなのですか?

2019年に刑務所に入った人(新入受刑者)のうち、男性受刑者に対する、女性受刑者の割合はおよそ10%です(男性:15,746人、女性:1,718人)。(令和2年版犯罪白書より)

お問い合わせ