「受刑者の社会復帰を阻む高い壁 Part2~仕事、住まい、そして……~」
拘置所や刑務所に収容され、釈放された人びとには、社会復帰を阻む目に見えない高い壁があります。そもそも、犯罪が起こる背景には、生活困窮、差別に苦しんだ、教育を満足に受けられなかった、大人からの虐待を受けた経験など、一見犯罪とは直接関係の無さそうな様々な問題が多くあります。受刑者が社会復帰をするためには、まず仕事や住まいが必要となることは言うまでもありません。しかし、それだけで十分でしょうか。
本企画では、司法と福祉を繋ぐ領域で奮闘されている社会福祉士、女性のための更生保護施設、裁判員経験後に犯罪の本質に気付き、犯罪者を排斥することではなく地域社会として受け入れる活動にも取り組む市民の方との議論を通して、受刑者の社会復帰を阻む高い壁を突き崩すヒントを探ります。
みなさまふるってご参加ください。
■日時:2013年6月1日(土)午後2時~5時(1時半開場)
■場所:青山学院大学青山キャンパス6号館2階621教室(※620教室より変更しました)
■参加費:1000円(会員、学生/25歳以下:500円)
(当日入会歓迎)
■内容:
●パネリストからの報告「受刑者の社会復帰を阻む高い壁」
●パネルディスカッション「社会復帰のために、仕事、住まい、そして……」
○小畑輝海さん(更生保護法人両全会理事長)
○宮澤進さん(独立型社会福祉士事務所NPO法人ほっとポット代表理事)
○田口真義さん(裁判員経験者、受刑者等の身元引受人)
○海渡雄一(進行役/監獄人権センター代表)
■出演者プロフィール:
○小畑輝海さん
更生保護法人両全会理事長
元東京矯正管区長
保護司
篤志面接委員
○宮澤進さん
独立型社会福祉士事務所NPO法人ほっとポット代表理事、社会 福祉士、保護司。2004年さいたま市保健福祉局福祉部福祉総務 課ホームレス相談員。2007年NPO法人ほっとポット入職、2011年、 同法人代表理事に就任。当事者支援を通し、司法と福祉を繋ぐ 活動に携わる。2012年法務省矯正研修所高等科講師。
○田口真義さん
2010年9月に東京地裁で保護責任者遺棄致死他事件の裁判 員を担当。裁判員経験者同士の交流と地域社会への経験還元を 目的とした裁判員経験者だけの団体を結成(略称LJCC)。 現在、執行猶予中の方を含む2名の身元引受人。
■主催・お問合せ:NPO法人監獄人権センター
e-mail:cpr@cpr.jca.apc.org
Tel&Fax: 03-5379-5055
WEB:http://www.cpr.jca.apc.org
※本企画はソーシャル・ジャスティス基金の助成を受けています。