NPO法人監獄人権センター

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10.8 取調べの可視化を求める院内集会これが“新時代”の取調べの可視化? ~ガラパゴス化する日本の刑事司法~

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 いま、取調べの全過程の録音・録画に向けた動きが危機にあります。

 現在、法制審議会「新時代の刑事司法制度特別部会」では、2013年1月に取りまとめた基本構想に基づき具体的な制度案の検討が行われていま す。そこでは、録音・録画の範囲を取調官の裁量に委ねたり、録音・録画をしない例外を多々設けたりする案が出されています。しかし、このような内 容では不適切な取調べを防止することはできず、到底、取調べの「可視化」とはいえず、えん罪を防ぐことはできません。

 一方、5月に行われた国連拷問禁止委員会による日本政府報告書審査では、日本の刑事司法に対する厳しい勧告が出され、委員からは、自白偏重の日 本の刑事司法について「中世のようだ」という指摘すら出ました。日本政府はこうした人権条約機関の指摘に耳を傾けようとせず、法制審議会特別部会 の議論においても、「冤罪の温床」と言われる代用監獄の廃止や弁護人の立会いなど抜本的な改革課題が置き去りにされています。

 特別部会の議論が大詰めを迎える中、本集会では、日本政府の内向きすぎる姿勢を厳しく問い直し、取調べの可視化をはじめ、本来あるべき刑事司法 改革について改めて提起します。

日 時: 2013年10月8日(火) 12:00 ~13:45 (11:45 開場)
会 場: 衆議院第二議員会館 多目的会議室 千代田区永田町2-1-2 
     最寄駅:地下鉄「国会議事堂前」駅または「永田町」駅

事前の申し込み: kashika@kyuenkai.org  または  FAX:03-5842-5840
(日本国民救援会)
※ 表題を「10/8 可視化集会」とし、お名前、所属団体(あれば)、電話番号またはメールアドレスをご明記の上、10月7日(月)午前中までにお申込みください。 

【プログラム】
● 基調報告   小池振一郎 (弁護士/日弁連えん罪原因究明第三者機関WG副座長)
~ 国際社会から見た日本の刑事司法の問題 ~
● パネル・ディスカッション 「日本の刑事司法はなぜガラパゴス化するのか?」
  パネリスト 青木 理 (ジャーナリスト)
    客野美喜子 (なくせ冤罪!市民評議会 代表)
    青木 和子 (弁護士/法制審議会新時代の刑事司法制度特別部会 委員)
    寺中 誠 (アムネスティ・インターナショナル日本/東京経済大学)

 【主催】取調べの可視化を求める市民団体連絡会
呼びかけ団体:アムネスティ・インターナショナル日本/監獄人権センター/日本国民救援会/ヒューマンライツ・ナウ

構成団体:冤罪・布川事件の国家賠償請求訴訟を支援する会/国際人権活動日本委員会/志布志の住民の人権を考える会/社団法人自由人権協会/人権 と報道・連絡会/菅家さんを支える会・栃木/富山(氷見)冤罪国賠を支える会/なくせ冤罪!市民評議会/名張毒ぶどう酒事件全国ネットワーク/袴 田巖さんの再審を求める会/袴田巌さんを救援する清水・静岡市民の会/フォーラム平和・人権・環境/無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会

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